期間工にとって最も大事な制度は満了慰労金です。
これを考えずして期間工は成り立ちません。
トヨタ、日産、ホンダ、スバルと各社金額と契約期間がまったく違うので、会社を選ぶ際の重要なポイントになります。
ここではスバル入社1年後の満了金について実例を紹介します。
給与明細を大公開!
まずは給料明細をみてみましょう。

日給 :193,000-
時間外手当:10,000-
時差手当 :38,000-
皆勤手当 :30,000-
食事手当 :3,329-
満了慰労金:420,000-
支給合計 :694,000-
健康保険 :7,000-
厚生年金 :23,000-
雇用保険 :2,000-
所得税 :58,000-
地方税 :約1,000-
控除合計 :92,000-
(手取り)銀行振込額:602,000- となりました!
30万円とか35万円が続く工場作業の給料明細ですが、60万円や70万円の金額がみえると、おお!となりますね。
稼働と残業が少ない例!残業代と夜勤手当がほぼ無し
給与額と控除後の振込額を見ると立派な数字です。
しかしよく見ると、出勤回数20回・早残3時間・深夜残業3時間となっています。
日給19万円に時間外1万円と時差手当4万円を足しても24万円にしかなりません。
なんということでしょう!笑
期間工の給料は35万円!と銘打っているこのブログとしてはあるまじきことです。
満了報奨金が無かったら目も当てられない数字になっていたことでしょう。笑
報道でもある通り、スバルは外部調達部品の不具合で国内唯一の完成車工場である群馬製作所の操業を完全に停止していました。
これによって、生産現場への作業員へは自宅待機・残業カットなどの措置が取られました。
→詳しくは別記事にまとめます。
「スバル社のオーナー(株主)が工場に作業員として潜入してみたら、不祥事に巻き込まれた!」
※当ブログでは生産データの漏えいなどには守秘義務に則り十分に注意しております。しかしながら、投資家向けIRやニュース報道などから十分に類推可能なものについては、この限りではありません。
参考・生産停止中のスバル、日立オートモティブ製の電動パワステに不具合の恐れ[新聞ウォッチ]
https://response.jp/article/2019/01/24/318386.html
はじめて貰った満了慰労金
突然降ってきた42万円!
期間工として入社して12ヶ月目の給与と一緒に1年分の満了報奨金が振り込まれます。
事前に通知などはありません。突然給与と一緒に振り込まれます。
ぼくはこの満了慰労金のことをすっかり忘れていたので、休憩所で明細を渡されたときにギョっ!としました。
この日の午後はうきうきしながら作業をしていたことを今でもよく覚えています。笑
満了報奨金は実働日数に応じて変わります
スバルでは1年目・2年目は42万円が振り込まれます。2年目以降は実働日数に応じて金額が変わります。
厳密に言うと、1年目・2年目も実働日数に応じて変わりますが、遅刻・欠勤をせずにきちんと出勤していれば間違いなく42万円がしっかりと振り込まれます。
そもそも遅刻・欠勤が多いと、班長・係長から即座に呼び出されて「やる気はあるのか?!」と諭されます。笑
例え、その場の肩たたきを乗り切っても3か月毎の契約更新はできません。
満了報奨金は実働日数に連動するので有給休暇はカウントされません。
ただし救済措置があります。
1日の定時勤務が7.9時間なので、これを超えた休日出勤分も実働日数へカウントされます。
有給をとったら満了報奨金が減っちゃった!という事態は、防げるようになっています。
→満了報奨金についての詳細は別記事で
満了報奨金はしっかりと課税される
満了報奨金は給与の一部なので所得税と住民税が課税されます。非課税ではありません。これは普通のサラリーマンのボーナスと同じですね。
この月の給与明細でも所得税58,000円が控除されています。いつもなら8,000円程なのに。。。
このときの控除額がおかしくても、年末調整でしっかりと適正な額に修正されます。ふるさと納税や副業の収入がある方は確定申告で節税をすることもできます。
満了報奨金で年収400万から450万円へ
満了報奨金は、期間工という職業の一番の特徴といってもいいでしょう。
他の職業や業界で、こんな制度は聞いたことがありません。
工場勤務という職業柄か、肉体労働の大変さからか、どうしても突発退職やバックレ(自然退職)の多いからこそできた制度なのでしょうか。歴史的な経緯はわかりませんが。笑
契約期間をきちんと最後まで出社すれば、もらえるボーナスです。
ぼくは全額を証券口座へ入れて、ベトナム株を買いました。笑
消費を減らして、資本へ回そう!
トヨサンスバル
これが20代後半のテーマです。
満了報奨金は各社制度や金額に違いはありますが、年収約400万円が450万円になるのでとても大きいイベントですね。
もし手元のお金に困った方や、年収200万円・300万円のフリーター生活から脱出したい!という方は、期間工という道もありかもしれません。
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